わたり家計簿
亘理町の公開情報に基づく財政シミュレーション
本ページは、亘理町の予算決算および公共施設等総合管理計画を基に、今後の財政状況を推計したものです。現在までの決算、予算に対して、公共施設等総合管理計画にある長期財政シミュレーションを組み合わせて、対策を行わなかった場合の予測値を提示します。
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亘理町のリアルな「家計簿」
(直近3年間の推移)
2024年度(決算)
実質収入: 約135.6億円
実質支出: 約129.9億円
約5.7億円の黒字
2025年度(予算) ※赤字転落
実質収入: 約142.4億円
実質支出: 約147.4億円
約5億円の赤字
2026年度(予算) ※赤字急拡大
実質収入: 約139.9億円(給料等)
実質支出: 約151.9億円(生活費等)
年間の赤字: 約11.9億円
このように、ここ数年で急激な赤字転落が起きています。
現在、町はこの不足分を、町の貯金である「財政調整基金」等を取り崩して補填しています。
※実質収入=歳入-基金繰入金, 実質支出=歳出-積立金 として計算。
最新の報告では、2025~2026年は約1~2億円ほど赤字幅が縮小される見込みであるものの、赤字が続くことに変わりはありません。
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なぜ、これほどの大赤字なのか?
2026年度は給食センターの建て替えで大幅な赤字となっていますが、赤字の根本原因はそれだけではありません。
真の原因は、人件費、福祉・子育て費といった、町を維持するために必要な「固定費」の増大です。
これらのコストが町の収入を上回るペースで膨らみ続けているため、建設事業が終わった後も、構造的な赤字から抜け出せない見込みです。
5年間でどれくらい増えた?(2019年→2024年)
2019年度と2024年度を比較した増加額です。
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人件費:
20.6億円 → 26.3億円 (+約5.7億円)
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扶助費(福祉・医療等):
20.3億円 → 30.1億円 (+約9.8億円)
⇒ 合計 約1.4倍(+約15.5億円)の急増
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このままだと、どうなるのか?
このまま何も対応しなければ、亘理町の自由に使える貯金は2030年前後に底をつく見込みです。
※町の決算・予算と公式計画を合わせたシミュレーション試算
なぜ貯金が底をつくの?
2024年度以降、町に入ってくるお金よりも、出ていくお金のほうが多く、ハイペースで貯金(基金)を切り崩していく状態だからです。公式計画よりも悪化ペースが早いため、2030年度より前に底をつく可能性もあります。
誤解のないように補足しますが、それでも亘理町は、宮城県南部では「将来の財政が明るい方の町」なのです。
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でも、安心してください。
今ならまだ対応が間に合います。
町の未来を守る計画的な立て直しが可能です。
しかし、危機を見ないふりをして、変わるという選択をしないこともできます。
その場合はどうなるでしょうか?
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もし、この現実から
目を背け続けたら?
貯金ゼロの町では、施設の維持ができなくなり、子育て支援や福祉サービスが一気にカットされます。ニュースで「財政危機宣言」をした市町村を見たことがあるかもしれません。それが目の前で起きます。
他市で起きた「突然の衝撃」
実際に財政が悪化した北海道北見市では、ある日を境に以下のような「一斉見直し(生活への直撃)」が起きました。
・ごみ袋代やスポーツ施設利用料が約1.5倍に値上げ
・公園の噴水や市営浴場などの廃止・休止
・保育所や公民館の統合・閉鎖・利用制限
「気づいたときには変わっていた」
「全部いっぺんに来た」
これが、問題を先送りした末路です。
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限られたお金で、
何を守るべきか?
先ほどお伝えした通り、福祉や子育てにかかるお金が急増していますが、高齢化等もあり「人を守るための福祉費」は絶対に削れません。
一方で、古い公共施設の維持・修理代も増加し続けています。
人を守るためには、維持費のかかる「ハコ(建物)」を減らす決断が必要なのです。
人を守るか、ハコを守るか
急増した約15.5億円は、令和6年度歳入の約11%を新たに圧迫しています。これまでのように「すべての施設を維持する」ことは、もはや不可能です。機能を集約し、建物を減らすことでしか、将来の福祉や子育てを守る財源は生み出せません。
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なぜ、この危機が現実となるまで
声が上がらなかったのか?
町のお金が足りなくなることは、2017年に報告された公共施設等総合管理計画ですでに分かっていました。
簡単です。誰も最初に言い出したくなかったのです。私はこれを「静かな詰み」と呼んでいます。
なぜ誰も動けないのか?
この計画では、予算不足のため公共施設等を面積ベースで約25%削減しなければならないと書かれています。
しかし、政治家は町民の反発を恐れ「施設を減らす」と最初に言えません。誰も説明しないため、町民も危機を知らされず、急に削減を提案されれば猛反発します。結果、行政組織も動けず先送りされる構造になっていたと考えられます。
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わたり家計簿で町を動かす
私、茄子川は町の委員として2年間、この財政危機への対応を強く訴えましたが、町は動きませんでした。
だから、自分が立ち上がり「わたり家計簿」を公開しました。政治家、町民、行政職員、誰もが分かりやすく現実を共有することで、町の空気を変えるためです。
真実を知れば、町は変われる
この財政の現実が誰の目にも明らかになれば、政治家も説明から逃げられません。私たち町民も、誰かを責めるのではなく「やむを得ない環境変化だから一緒に対応しよう」と前を向けます。そうすれば、町を思う職員たちもようやく動けるようになるのです。
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場当たり的な対応は、
もう限界です。
新しく建てた荒浜中学校を、わずか10年ちょっとで廃校にする。こんな失敗を繰り返せば町は破綻します。20年、30年先を見据えた計画的対応が必要です。
荒浜中学校の教訓とは?
当時、町のために尽力された方々がいることは承知しています。しかし、人口減少を見極めずハコモノを作った結果、手放すことになりました。私たちはこの痛みを無駄にしてはいけません。
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20年、30年先を見据えた
【多世代統合型拠点】へ
今ならまだ「機能を維持して、建物を減らす」ことができます。 20年、30年先を見据え、学校・公民館・体育館をまとめた【多世代統合型拠点】へ。 決断を先送りすれば、いずれ「機能ごと建物を失う」しかなくなります。
機能と便利さは保てるの?
建物が減る以上、便利さは低下します。しかし、場所と時間をシェアすることで機能は維持できます。証明書の発行などコンビニでできる業務は整理し、利用頻度の減った集会所への補助金も見直すなど、計画的に進める必要があります。
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解決策は
「今、対応すると決めること」です。
ぜひ、議員や町長、信頼できる方に聞いてみてください。「わたり家計簿に書いてあることは本当ですか?」と。
最後は、あなた自身で判断してください。もちろん、見ないふりもできます。しかし、今日選ぶからこそ、未来を変えられます。
「住み良い亘理を、今と未来に」
そのために、一緒に一歩、踏み出しましょう。
私は、この問題から逃げません。
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わたり家計簿と公共施設等総合管理計画から見えた真実
- 人件費と福祉・子育て費が約1.4倍(+約15.5億円)に急増
- 古い施設の維持・更新費用が重くのしかかる
- 2030年前後に貯金が底をつく見込み
町の未来を守るために、いま私たちができること
- 大変になる前に「今、対応すると決める」こと
- 身近に話せる議員や町の重役がいれば、「わたり家計簿に書いてあることは本当ですか?」と聞いてみること
- 町のみんなに「わたり家計簿」をシェアすること
※亘理町の決算・予算および公共施設等総合管理計画に基づく試算
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